連休後半、放流祭りを期待して梓川に向かったが、魚の姿すら見れず。
他方も釣れている様子が無い。
夕方にも出向いたがやっぱりダメ。
他の場所もどうせ釣り人が多いと思い、釣りには出かけず家族サービスに徹した。
最終日、遊び過ぎた子供を休ませようと寝たままにし、朝こっそり一人で犀川に出かけた。
とても、きもちい。鳥の鳴き声や川の音。とても癒される。
さあ、GW最終日自分の時間を過ごす時が来た。
きっと多くの方が入ったと思われるが、今は周りにはだれもいない。
少し釣りはじめたそのとき、20m程度下流に不意に釣り人が現れ、釣り始めた!!
うわーーー。せっかくのすがすがしい気持が、重くなった。
こちらが釣っているのは見えるはず。声も届く距離なので、
”私、釣り下がっていますよ。”と優しく声をかけた。
分かっていただいたようで、大分下流まで移動してくれた。
さて、一心不乱にルアーを投げるが、あたりすらない。
徐々に最終ポイントも近くなり、4月号の某雑誌にあったように、スプーンを優しくリフト&フォールを繰り返した。
そのとき、フォール中にゴン!! ジィーーーーーーー!!とドラグが鳴り出した。
ロッドも片手では持てない。腹に押し当てまずは耐えた。
リールを巻こうとしてもドラグで糸がでるだけ。
そのうち、右に左に走り、
頭を振っているらしく、ジィ!ジィ!ジィ!とドラグが鳴る。
心臓はバクバク。少し落ち着こうとするが、流れの速い流芯に入られ、それどころでは無い。
このままでは、バラしてしまう。
思い切って、リールを巻き始めた。ドラグを調整しながら徐々に巻く。
走り出した思ったらドラグを緩くして、休んだと思ったら巻く。
これを繰り返しながら、何とか魚体が見れるところまで来た。
デカ!!!!
昨年釣った初めてのニジマスやブラウンの比ではない。
しかも丸々太っている。
これは、もしかしたら放流したデカニジだ。
色々なブログで、いつもうらやましく見ていた相手だ。
少し余裕がでてきたと思ったが、何度も頭を振りルアーを外そうともがき始めたため、気を引き締めた。
何度も右に左に頭を振るが何とか持ちこたえ、少し横たわったの見てリールをガンガン巻くが、 それでも右に左に泳ぎ出す。
疲れてきた、ロッドを持つ手も握力が無くなり、リールを巻かずに両手で持っている状態。
どれくらい時間が経ったのか。10分程度か。
そのうち、相手も疲れたようで、横たわることが多くなり、ここぞとばかりリールを巻き、水面から口を出すようにした。
徐々に近づきランディング状態に持ち込んだ。
ここで、失敗するわけには行かない。
少し時間をおいて相手が戦意喪失したかじっくり観察し、
ここぞとばかり、ネットを取り出し、ランディング。
一発でネットイン!! 完璧!! 重!
実測、51cmのニジマス(他ブログでよく見る、ゴーマル)
ヒレもとても美しい。うわーー。やったーー。(震えた声で~~)
休もうと岸に歩き出すが、ふらふら~~。何度もひざを付きながら岸にたどり着き、腰を下ろしたら、もう立てなくなった。
ルアーを外そうとするが、手が攣って外せない。バックから道具を取り出そうとするがチャックも開けない。しばらくルアーを取らずそのまま水の中で観察した。
暴れもしない。
相手も精魂尽きたか。
やっと落ち着き、下手ながら携帯電話で撮影。
大分弱ってしまったが、しばらく流れの中で冷やした両手で腹を支え、回復させたところ、元気に泳いでいった。
他の釣り人に失礼かも知れないが、このまま誰にも釣られず大きくなれとつぶやいていた。
今回、釣れたのは、3点につきる。
・気持ちよく釣りができたこと
・4月号の某雑誌でレクチャしていた、スプーンでの釣り方
・今年から導入したラインシステム(昨年までの、5lbのナイロンではダメだったと思う)
※0.8号のPE(安いエギ用の)、ショックリーダーフロロ8lb2号(VARIVAS)